2024年2月22日

米NVIDIA、AI関連好調で売上高が初の200億ドル超え

米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)は2月21日(現地時間)に、2023会計年度第4四半期(2023年11月~2024年1月期)の決算を発表した。AIの旺盛な需要を追い風に、売り上げが同社として初めて200億ドルを突破した。売上高は前年同期比265%増(3.7倍)の221億300万ドル(約3兆3200億円)、純利益は769%増の122億8500万ドル(1株当たり4.93ドル、非GAAPでは5.16ドル)だった。売上高、純利益ともに、アナリスト予測(売上高は206億2000万ドル、純利益は4.64ドル)を大きく上回った。

NVIDIAのジェンセン・ファンCEO(最高経営責任者)は決算説明会で、「AIは転機を迎えた。AI基盤となる、計算能力に対する需要は依然として膨大だ。企業、業界、国家を超えて世界中で需要が急増している」と語った。

主力のデータセンター向け半導体の売上高は、AI関連製品が引き続き好調で5倍以上増加した。2月~4月期の売上高については、240億ドル程度との読み通しを示した。

NVIDIAは3月18日~21日に、サンノゼコンベンションセンターで年次カンファレンス「GTC 2024」を開催する計画だ。このカンファレンスには、OpenAI、Microsoft、Google、MetaなどのAI関連企業の幹部が参加する予定。ファンCEOは「来月のGTCにぜひご参加ください。そこで私たちの豊かなエコシステムが、今後のエキサイティングな未来を明らかにします」と語った。